ヒンジの角度が上級者の極意!=プロギアスペシャルセミナーレポートVol.1=
今までビデオ解析では映らなかった重要ポイントを発見!
皆さんこんにちは!今週は、名古屋に来ています。キャンプや遠征の合間に色々勉強して、頭の中もアップデートして次回の遠征に備えています。
今回は、プロギア名古屋のデータ解析をAJGAのジュニアをモニターにしてセミナーを開催しました。実は、銀座でやっているモーション解析を名古屋店でも導入するようで、宮川プロのスタッフ研修に協力して、セミナー開催となりました。
従来のビデオ解析でわかること
これまでのビデオ解析では、スイング中に体がどう動いているのか?、シャフトがどの位置を通っているのか?が主なチェックポイントでした。
連続写真でレッスンをやっていた昭和の時代から、平成になってからはビデオを使って「スイングプレーン」を可視化して確認する作業がレッスンの主流だったのです。
でも、ビデオ解析の精度が進んで、携帯電話のビデオでも高解像度の映像が見られるようになってくると、さらに詳しく解析をしたくなってきます。
そして、令和の時代になって登場してきたのがアバターによるモーション解析です。体にセンサーをつけて、各部の動きを数値化して分析することが、これからの主流になっています。
例えば、ビデオ解析でこの映像を見て問題点を探すのがもはや難しいレベルです。でも体の各日のセンサーを見ると、プロのスイングとの違いや課題がたくさん見えてきます。
ビデオには映らない手首の角度に注目!
では、データのどこに注目するのか?というと、最近一番気になるのが、手首の角度です。手首は、スイング中一番稼働する部分で、主な動きに「縦コック(コッキング/Wrist Cock)」と「横コック(ヒンジ/Wrist Hinge)」があります。
今までのレッスン書でもありましたのは、「テイクバックからトップまでに手首をどう使うか?」でしたが、今回、宮川プロたちが注目したのは、「ダウンスイングで手首をどう使っているか?」です。
自治は、この数値はビデオ解析では写りませんし、早すぎて解析はこんなです。体のセンサーをつけて初めて数値から動きが見えてくるので、近年アバターによるデータ解析が進んでようやくわかるようになってきました。
さて、それでは「コックとヒンジどちらがスイングに大きく影響するのでしょうか?」
答えは、ヒンジ(手首の横コック)です。実は手首の横コックがスイング中のクラブの軌道や、インパクトデータに大き影響することがわかってきました。
しかもそれは、ダウンスイングを始めて、クラブが腰の位置に来るまでに一瞬の動きの中で手首をどう使うかが重要だったのです。
特に、上級者やプロと、一般アマチュアや上達しない人たちとのヒンジの使い方は一文瞭然で違います。
このポイントを分析して、レッスンするだかで数百時間の練習の効率が期待できます。明日は、具体的な例を挙げてヒンジ(手首の横コック)について解析してみましょう!