早すぎるリリースはパワーダウンの原因=プロギアスペシャルセミナーレポートVol.3=
ヒンジ(手首の横コック)のタイミングが重要です!
おはようございます!名古屋から東京に戻ってきてレポートをまとめています。今月の終わりには、再びアジア遠征が控えています。インド、宮崎、中国、フィリピンと1月11日まで遠征予定です。2月はマレーシアキャンプですので、3ヶ月くらいアジアで過ごす予定。
さて、プロギア名古屋のデータ解析を生徒の具体例で紹介していきます。まずは秋のタイジュニアとタイアマチュア選手権で一緒だった美波ちゃんのスイングをチェックしました。
優勝争いが掛かってくるとショットのブレが出ていたので、スイングが少しずれているのがわかっていました。試合中に現地で修正するのも難しいので、データ的に課題があれば帰国したこのタイミングでチェックします。
クラブのタメが200度を超える美波ちゃんのスイングの課題は?
まずいい点は、ダウンスイングの強烈なひきつけです!「アンコック角200度は女子でも見たことがない数値です!」とプロギアのスタッフの皆さんが感心するほど。
ここまでクラブを引きつけられたら飛びますね!実はこれは天性の才能プラス、トレーニングと毎日の努力で作られた数値です。
彼女は自宅にあった使っていない?ぶら下がり健康器具にゴムチームをくくりつけて、毎日腕でそのチューブを下に引っ張るトレーニングをしています。こうすることで、クラブを引きつける筋力がついてコックが深くなります。
ブログの読者の皆さんは、誰にも教えずに1年くらいこのトレーニングをやってみてください。1年後に必ず飛距離は10%以上アップしてくるはずですよ!
さて、こういったクラブのタメができている美波ちゃんもデータを取ると課題が見えてきます。今回は、手首のデータ等は問題がなくて腕の回旋の遅れがちょっとみられます。プロギアのアバターで再現してみると、体の軸が右にずれて、腕が下から入ってきて、クラブが開き気味にインパクトしているのがわかりますね。
毎日何百発も打ち込んで修正するのもいいかと思いますが、それでは効率が悪いです。不調の原因をしっかりと見極めて、ポイントを決めて練習した方が効果的です。次回はフィリピンアマチュア選手権に連れていこいと考えていますので、この時期にスイングを修正して、強風でコースも劇難しい!リビエラGCを攻略したいですね!
このままでは、狭いフェアウェイと強風で翻弄されて崖下に吸い込まれて80切れないでしょう。笑 練習頑張ってください!
早すぎリリリースが課題のはるなちゃん
次もタイジュニアで一緒だったはるなちゃんです。上位で踏ん張っていたのですが、優勝争いまではいきませんでした。
彼女のスイングも解析すると・・・手首のヒンジに課題がありました。プロはハーフダウンを過ぎて、クラブをリリースしながら手首のヒンジを甲側に折るですが、彼女の場合は、トップから切り返し始めた時点で手首をリリースしてしまいます。ちょっと早すぎるんですね・・・
この場合に、クラブにはロフトがついてしまって、インパクトでボールが上がり過ぎたり、吹けてしまったりの原因となるようです。
宮川プロにも実際にどうなっているかやってみてもらいました。ここを直せば、次は優勝争いできますね!?
ということで、明日は地元のジュニアに集まってもらったときの4Dモーションセンサーのデータ解析のレポートをしますね!