キャメロンスタジオに行ってきた!(その2)
リッキーファウラーのデータと比較してみた!
おはようございます!前回のキャメロンスタジオレポートの続きです。キャメロンスタジオでは、パターを購入する際に、詳しくフィッティングを行っています。費用は、30分で1万円。1時間は軽くかかるパッティングのチェックですので、普通に行くと3万円かかります。
今回は、友くんの実績と今後の可能性を評価してもらって、タイトリスト社のSさんの計らいで、フィッティングの計測は、無料としていただきました。今後、一般の生徒さんで計測を予約する際は1時間3万円となりますので、了承の上、申し込んでください。その時は、連れていきます。
さて、データを見ながら友くんのパッティングを解析していくのですが、膨大なキャメロンスタジオのデータの中から、リッキー・ファウラーのクラブヘッドやシャフトの動きを見せてもらいました。
ファウラーのパターのロフトは、3.5度だそうです。このヘッドを、ハンドファーストにロフトを立てて当てるのではなく、ほぼ、アドレスした位置に垂直にもどってきています。
地面にあるボールを、ロフト3.5度で拾う感じですね。。。キャメロンが、特に大事にしているのは、最初にボールは空中を移動して、無回転で10cmほど移動してから、回転を始めるということです。この最初の無回転こそが、伸びのあるボールの転がりや、地面の凹凸に影響されない転がりにつながるようです。
確かに、ビデオを見ても最初の2コマはボールが無回転で動いていることがわかります。
ハンドファーストを抑えて回転を良くする!
友くんのデータは、このようにややハンドファーストに当たりすぎていて、打った瞬間からボールが回転していることが、わかりました。パターヘッドもややアッパーブローに打って一ますね・・・結果的にロフトが立ちすぎています。
この点を意識して、インパクトで、ボールが無回転で転がり始めるように修正してみます。
まずは、アドレスのクラブシャフトの位置を確認して・・・修正してみます。それから実際に打って、インパクトの状態を確認します。
修正後は、ボールが最初の10cmくらいは無回転で動いていることがわかります。この方が転がりは良さそうです。
ヘッドをストレートに動かしすぎている
アドレスの位置も確認しましたが、特に重要なボールの位置も目線の外側に来ていて問題ないようです。目線の内側はちょっとまずいみたいですね。。。教科書通りに真下でなくてもいいいとのことです。
それから、別な角度からパターヘッドの動きを確認してみると、リッキーファウラーのヘッドは、緩やかなアーク(弧)を描いていることがわかります。
一方、友くんは、ストレートに動かしすぎていることがわかります。
そこで、右肘の位置を修正して、ストロークが自然にインサイドインに動くような形に修正しました。
このようにフィッティングを終えてから、スタジオステンレスのパターなど、友くんのリクエストに応えて、準備したパターを用意してもらったのですが、残念ながら彼の感性に合うパターが見つかりませんでした。
友くんは、かなりヘッドの効いたウェッジやパターヘッドを使っているのですが、今回はヘッドの効き具合がしっくりこなったのと、打感も感性に合わなかったようです。
小学生であれば、新しいパターを買ってらうときに、嬉しくてなんでも良い?ってことになりがちなのですが、彼は、自分の完成でキャメロンのツアーモデルのパターさえいらない?というのですからちょっとビックリしました。
なんでも新しいものを欲しがらずに、自分の感性で道具を選べるということも才能かも知れません。また、次回、新しいパターが入ったときにでも行こうかなと思っています。
2日間楽しい浜松旅行でした。