データ解析の今後はどうなっていくのか？

秋のアジア遠征はあえてオールドスタイルでやってみた

マレーシアキャンプなど控えて東京で仕事をしています。さて、今日はデータ解析やトレーニングの話です。9月から10月のアジア遠征に行ったのですが、今回はいつもとパターンを変えてみました。というのも、トラックマンや4Dモーションセンサーを持っていったのですが、選手からのリクエスト以外は使いませんでした。結局、リクエストもないのでホテルに置いたままです。

実は、9月のタイアマチュア選手権の時に永遠くんのスイングチェックした時に、「どうしても試合中にスイングを微調整するのは違和感がある」というので、「それもそうだな」と思い選手からリクエストがないかぎリハシーズン中はあまりいじらないようにしてみました。

代わりに、ショートゲームやパッティングの時間を長く取って練習するように伝えたり、ゲーム運びのメンタル面を重視して、調子をいい状態に持っていくようなアドバイスを増やしました。データ中心の練習から少しオールドスタイルの練習にチェンジしたかもしれません。

結果的には、7試合全ての大会で入賞するなど結果は悪くありませんでした。今後の指導をどうやっていくのかは、課題となります。

フィリピンの試合の時に笹生優花プロの最新のスイングデータを取ってきたのでアップしておきます。

プロギアと連動してデータをアップデートするやり方

最近は、生徒をプロギアに連れていってデータを測定しながら、同時に私が4Dモーションセンサーでデータを取って、２つの数値を連動させて、どのデータに着目するのか？というやり方を試しています。

一人で解析すると膨大なデータの中でポイントが曖昧になったり、見逃したりすることもあるからです。先日も全国高校マッチプレーで優勝した岩井さん姉妹の測定を頼まれた時に、「そのレベルだとプロギアのスタジオで連動して数値を取りましょう」ということで、銀座にきてもらって測定しました。

一度測っておくと、どの数値が重要か？わかりますので、今度試合会場で会った時など練習場で、それがどれくらい改善できたか？などすぐにチェックも可能です。まず最初は、専門家の意見を聞いてからそれを受けてアドバイスした方が確実でしょう。

レッスンの様子は動画と記事にしたのでみておいてください。

岩井姉妹の双子のお二人のスイングを解析しています。双子の姉妹ということで、比較しながら数値を見ていきます。まずは腕と手首の動きを見てきましょう！

まず妹の千伶さんはちょっと腰を痛めているそうで本調子のスイングではありません。