最新のスイングの「規則性(セオリー)」を3つにまとめました!

どんなスイングが最新クラブに合っているか?

皆さんこんにちは!今月は、都知事から自宅で勤務の要請もあり、毎日、自宅の書斎で過ごしています。ネットを見たりしながら、コロナウィルスの収束を待っている日々です。時間があるので、いろいろ振り返ってみたり、勉強したりしています。今日は、これまで学んできたデータ解析と最新スイング。最新のクラブとの関係をまとめておきます。

このまとめはそのまま、助成金の提出書類の原稿として整理して財団に提出します。まず、下の動画はマーク金井さんのスタジオに取材に行った時のものです。

この秋、マーク金井さんのスタジオや宮川まもるプロのスタジオに足を運んで最新のデータを見せてもらったり、他にも多くの方々に話を聞いたりしてきました。

また、自分たちでもデータ解析をコツコツ行いながら規則性や関係性などを研究してきました。そこに皆さんが共通して話していること、つまり「規則性(セオリー)」が見えてきたので、まとめておこうと思います。

 

データ計測の取材の中から規則性(セオリー)が見えてきた!

そのきっかけとなったのは片山晋呉さんのyou tubeですね。私たちが取材してきた内容と彼が取り組んでいる最新のスイング理論に多くの共通点があったからです。

規則性というのは、物理学を学ぶには1番の重要なことで規則性から定理や法則が生まれます。特に、-1つの運動の中に多くの共通項が見られる場合を「規則性(セオリー)」として位置付けていくのは重要ですね。

「「規則性(セオリー)」」さえ決まられたら、「それさえやっておけば間違いない!」という基本の徹底もしやすいわけですから、それをまとめていくのは、上達のために必要な作業です。

さて、具体的な共通項や、「規則性(セオリー)」について早速まとめておきましょう!

セオリーその1:腰の高さを落とさない回転のスイング

まず、最新のスイング習得の過程で一番重要なのは、「右腰の高さを落とさない!」ということでしょた。

この辺りの意識は、マーク金井さんのスイング解析でも、「腰と胸を水平に回転させる」と話しています。さらにマークさんはその理由を、「最新のクラブを打つには、シャローで(浅い入射角)とストレート軌道が欠かせない」とまとめています。そのために、腰の高さを落とさずに横に回転させるように説いています。

宮川まもるプロも2000人以上のプロ、アマチュアのデータを解析して、トッププロの共通する特徴として「インパクトからハーフダウンにクラブが落ちるわずかな時間帯で右腰の高さをキープしているよ」と、まとめています。そこで腰が落ちると、腰が前に出て、体の回転が悪くなり、腕の回旋が悪くなったり、手首のハンドレートなどの悪影響が起こりあるとしています。

上記のビデオで片山プロは「右腰を高くする」とまで力説していますね。落とさない意識を突き詰めると、「高く保つくらいの意識でちょうどいいのでしょう。

そのためにさらに股関節や膝に使い方にまで、動き研究する点が、賞金王たる由縁でしょう。細部の動きは個人差があるにしても、「右腰の位置を落とさない(高く保つ)」というのは最新のクラブを打つための「規則性(セオリー)」の1つであると言えます。

※詳しくは、片山プロの動画をご覧ください。

 

セオリーその2:フェース面の開閉が少ないスイング

上のビデオでもマークさんが話していますが、フェース面の開閉の多い、少ないも最新のクラブが合うかどうか?分かれ目となっているようです。

宮川まもるプロによれば。今のスイングにタイプとして「フラクション型(フェースが開かない)」と「エクステンション型(フェース面が開く)」の2つに分けられています。

その2つを比べるとフェース面の開閉が少ない「フラクション型」が、最新のクラブを打つには適しているとマークさんが話しています。

マレーシアキャンプ参加のみんなと東京で計測会しました!

なぜ、そうなのかは、ビデオをご覧いただきたいのですが、最新のクラブは一度フェース面を開くと、閉じるのが難しく設計されているのがその理由の1つです。

なので、なるべくフェース面を開かないような、昔でいうところの「シャットフェース」のスイングが最新のクラブにはあっているようです。

具体的には・・・

シャットフェースから、フェース面の開きにくい横振りでおろしてきて、しかも浅い入射角度でクラブを軌道に乗せてくる。さらに、クラブの軌道をストレートに保てるように、腰を落とさずに水平に回転させて、インパクトすれば、重心距離が長い最新のクラブは、その直進性を生かして、大きな飛距離が得られるという理由です。

※フラクション:Fraction /手首を掌側に折る(掌屈)

※対語:エクステンション:extention/手首を甲側に折る(背屈)

◎フラクション型(例:ダウティンジョンソン)

セオリーその3:床反力を使ったスイング

最後に、どうやって飛距離を伸ばすのか?飛ばしの秘訣は?ときかけることが多いのですが、そのキーワードとなるのが「床反力」です。

中島ケイタくんの練習を見に行った時に岩本肇コーチと取り組んでいたのが、まさにこの「床反力」でした。特に、「ダウンスイングの踏み込み」と「フォローするーの蹴り上げ」の2回の床反力で、飛距離アップを目指すとことは、新しい取り組みだと感じました・

言ってみれば「ダブル床反力」ですね・・・

この地面を蹴り上げる力を利用するというのは、片山晋呉プロも取り組んでいて、今の最新スイングには欠かせない「規則性(セオリー)」となっています。

ちなみにこの床反力を最大限に利用して、大きな飛距離を実現している選手の一人が教え子の笹生優花プロです。彼女は、男子顔負けの280ヤードを打つことができますが、そのパワーの秘訣が、床反力を最大限に使っていることが、データ計測からわかりました。

実測値で体重の3.5倍の床反力をうまく使っているんですね!測定した宮川プロも「こんな女子見たことがないとびっくりしていました。

これまで計測してきた多くの事例をまとめてくると、最新のクラブを打つための最新のスイングの「規則性(セオリー)」が見えてきますね。

 

騒ぎが落ち着いたらまたデータ計測を再開したいですね・・・

今は、コロナウィルスの影響もあり、私たちの協会も活動を休止している状況です。時間ができたので、この時期に、今までやってきたことを見直していたら、こんな規則性も発見できました。

いつまで休むか?現時点では、見当もつきませんが、活動が再開できるようになったら、このような研究もさらに検証を加えてジュニアの育成に役立てていきたいと考えています。

それまで、地道にできることをやりながら、活動再開の時期を待とうと思います。

今は、「do nothing(何もするな!)」でじっと我慢しましょう!

 

 

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