コロナウィルス/今とこれからを考える(その30)
ゴルフ武者修行に行ってきたよ!
おはようございます!昨日まで仙台に行ってきました。実は、東北福祉大のゴルフ部の練習の参加を阿部監督さんにお願いして友くんを連れて「ゴルフ武者修行」に行ってきました。
コロナ禍の前後で以前とは違う新しいジュニア育成のスタイルを模索しています。若い世代のコーチや選手に仕事を譲るなどして育てつつ、私でしかできないような新しいスタイルも探している最中です。すでに高校のゴルフ部の監督やコーチは、卒業生の若い皆さんに譲って私は、全体の面倒をみる立場へと変わり現場からは一線を引きました。
一方で、私にしかできないようなマネジメントには力を入れていこうと考えていて、まずは、「協会と大学のゴルフ部でコラボしてジュニアの育成をやって行ってはどうか?」というアイデアを実践してみました。
大学ゴルフ部の最高峰のチームといえば名門「東北福祉大学」であると私は以前から思っていて、ゴルフ部監督の阿部氏とは同じ昭和37年生まれの同級生ということで、親しい関係にありました。試合会場で顔を合わせれば、一緒にお茶をしたり、立ち話をしたりする間柄でしたが、これまで大学まで訪ねて行ったことはありませんでした。今回、新しい育成のアイデアを話しに、友くんを連れて仙台まで行ってきたのですが、3日間大変お世話になってきました。まずはこの場を借りてお礼をしたいと思います。「ありがとうございました。」
大学生とジュニアが一緒に練習する米国スタイルを踏襲する
今回、大学ナンバーワンの「東北福祉大学ゴルフ部」の練習環境を見学させていただきながら、実際に部員の皆さんとも2日間ラウンドしてもらいました。コースの予約から組み合わせまで全てやっていただき、費用も負担してもらい恐縮する次第です。
大学生の皆さんは、流石に高校生よりも大人ですね。小学生の友くんをしっかり面倒見てくれて感謝でした。2日間プレーして友くんは7オーバーと5オーバーでしたが、大学生の皆さんはアンダーパーやパープレー前後でラウンドしていました。シーズンオフでトレーニング中心のこの時期で、仕上がってもいなかったようでしたが、シーズンに入るともっと良いスコアをいつでも出せそうな雰囲気でした。
このようなジュニアと大学ゴルフ部が一緒にプレーするというスタイルは、米国の大学ゴルフ部がサマーキャンプ等で将来、進学を希望するジュニアたちにPRする場としても開催されています。サマーキャンプ形式のジュニア育成は、マジックの立ち上げ当時のコンセプトのアイデアとしても活用した経緯があります。今回、実際に大学生と友くんをラウンドさせてもらってみて技術習得ももちろんですが、精神的な面でも効果があることがわかりました。一緒にラウンドいただいた皆さんには、小学生の面倒を見てもらって申し訳なかったですが、一方で、後輩の育成に関わって新鮮なラウンドではなかったかな、と思いました。
今後も春合宿など、定期的に参加させていただいて、「ゴルフ武者修行」を通じて大学のゴルフ部と協会とでコラボしてジュニアを育成していくスタイルも作っていきたいと考えています。このコラボは、若いコーチではなかなか調整は難しいと思いますので、私が中心になって責任を持って、今後進めていきたいプロジェクトの1つです。
東北福祉大学ゴルフ部の強さの秘訣を聞いてきました!
今回は、日本一の大学ゴルフ部の施設の見学や練習の様子なども見学してきました。まずは、寮は全て一人部屋で、集団生活と個人の空間が確保されていました。寮からすぐの大学の敷地内にトーナメント仕様のグリーンとアプローチ場が完備されていて、いつでも自由に練習ができます。契約ゴルフ場も車で20-30分の場所に数箇所あって、午後からラウンドが可能でした。部員150人を抱える野球部もあるのでトレーニング施設は完備されていて、体作りは一番できそうでした。特に冬場は、トレーニングで体を作ることに力を入れているようです。
練習のスケジュールは、個人に任されているので、サボろうと思えばのんびりできますし、朝から走って体を鍛えようと思えばいつでも練習できます。松山選手の学生時代のトレーニングの話も聞いてきましたが、試合の翌日も必ず、早朝から走ってトレーニングをやっていたようです。阿部監督さん曰く「日本で一番練習するのが松山ではないでしょうか?」と話していました。「練習しろとか言われているようでは、こんな良い環境にいてもダメです。」と話していました。
アプリーチとパターは上手くなるでしょうから、ここでやっていればパープレーや70前後のアンダーパーでラウンドできるようになるのは間違いないです。。さらに65や62などビッグスコアを出すには、ロングショトやアイアンの精度など個人の才能や資質が比重を占めてきますので、どこまで自分と向き合って技術を磨いていくか?で差が出ますね。今回一緒にラウンドしてもらった部員の皆さんは、レギュラー定着の可能性の高い選手ばかりでしたので、プレーの質も高く友くんも勉強になりました。
福祉大のレギュラーは、なかなか入ることができないので、日本のトップレベルです。ちなみに、昨年の秋のリーグ戦で初日にチーム最下位(通称コメ※/団体戦で採用されないスコアは※がつきます)だった金谷拓実選手は、入部して初めて二日目のメンバーを外されたそうです。本人もまさか外れるとは思っていなかったようで、そこで気持ちを入れ直して目が覚めたようで・・・その覚醒のおかげで!翌週のVisa太平洋マスターズに優勝できました。と本人も話していたようです。
ゴルフはスイングよりも、メンタルが重要になってきますので、福祉大のゴルフ部の話を聞いていると精神面に力を入れているんだなというのが伝わってきました。私自身も技術論もしますが、モチベーションややる気などメンタル面でテコ入れをする方が上達につながると思っていますので、共感できる話が多かったです。
また、来年の春になりましたら、協会の教え子たちを連れて武者修行に行ってこようと思っていますので、これからもお世話になると思います。
コロナ禍で新しいジュニアの育成を考えながら準備を進めています。これから春まで感染拡大防止でお休みする予定ですが、機会がありましたら皆さんともお会いしたいですね。感染に気をつけて各自で練習に励んでください。