アジアの試合の経験値で得られるもの
インドの食事は思った以上に大丈夫!
おはようございます!今週は、インドのデリーから20kmのグルガーオンという街に来ています。ここで開催されるインドのジュニアトーナメントに参加しているんですね!初めてのインド上陸ということで、来る前からかなり準備をしてやってきました。
特に食事は、気を使っていて、こちらにきてからも水や野菜など生モノはなるべく避けています。で、昨日、初めてバーでサンドイッチを食べましたが、今朝は大丈夫ですね。イタリアンやピザも美味しい!!
5つ星ホテルで日本食もありますが、それは食べないようにしています。今夜は選手たちは、スーツケースに半分入れて持ち込んだ日本食を食べています。ご飯とかもレストランに持っていくとチンしてくれますね。
食事は思った以上に大丈夫みたいです。ただし、日本食は食べない方がいいですね。食べたい時は、日本から持ち込みで部屋で食べたほうがいいと思います。
ジュニア時代から来慣れていれば、危ないかどうか?カンでわかるようになると思います。
大会初日に試合の流れを掴む「心の試練」を鍛える!
昨日は、大会初日でAカテゴリーの2選手とCカテゴリーの2選手がプレーしました。
まずは、Cクラス(11歳~12歳)の2人ですが、タイジュニアでも2位と頑張った桜貴くんが2アンダーといいプレーしました。
彼はいつも慎重になりすぎたり、意識しすぎて初日の波に乗り切れないので、課題でしたが、タイジュニアの最終日のバックナインの流れをイメージして、初日に入るように指示して上手くプレーできたようです。
2日目はトップタイでスタートしますので、次に気合が入りすぎないように、しっかり駆け引きしながらプレーするように今日はアドバイスします。
アジアに久しぶりに来た友くんは、飛距離も240-250ヤードと伸び盛りです。でも、今日は、3ホール目で右腰が痛くなってきたようです。キャディーの話でもホールによっては260ヤード近くまで飛んでいたりして、ちょっと気合が入りすぎて振りすぎていましたね。
海外の試合に来たときによくありがちな状況です。初日は後半失速して3オーバーでしたので、2日目は、振りすぎないようにプレーさせたいです。
Aクラスの京介くんは、初日は、6オーバー。3パットが多くてショートゲームの距離感やパッティングが、コースに合わなかったですね。マレーシアやタイよりもグリーンが速かったです。さらにグリーン周りはティフトン芝です。距離感を合わせにくいです。
ウェッジがピンの周りにポンポンこないとスコアは伸びないです。この時期は、練習量をウェッジ中心に置いて、スコアUPを目指しましょう。それからロングパットの距離感もあってなかったので、ラウンド後は食事もそこそこに2時間くらいパッティングに行きました。2日目は、ショートゲームの距離感が課題です。
山Bは、16番まではいいプレーをしました。打ち下ろしの17番の175ヤードパー3でフォローの風を気にして、6番から7番に落として、それでも奥のOBゾーンまで飛んでしまって、ここでトリプルボギーとなりました。結果的に5オーバーです。
試合中に気合が入ってきて飛びすぎたり、全部グリーンの奥まで飛んでしまって、返しでボギーばかりの日は、よくありますね。山Bも残り2ホールで気合が入りすぎてしまったかもしれません。
こういうときに、「飛びすぎ」を「飛距離自慢の勲章」みたいに話すケース(特に保護者が)があります。これは大きな間違いで、いかにアドレナリンをコントロールできるか?という課題に置き換えて、心も持ち方を検証すべきです。
山Bは、飛距離自慢することもなく、距離が合わなかったことを素直に反省していましたので、明日は、注意しましょう。
山Bや友くんに限らず、「飛びすぎ」や「振りすぎ」は要注意です。いつものようにプレーするのがいかにゴルフは難しいかを十分気をつけて試合に臨むよう話をしています。
アジアのライバルと競い合って育てる新しい時代を切り開く!
こういった海外遠征をしていると、どうだった?と情報収集に余念がない人もたくさんいるようです。皆さん気になるのですね。。。
でも、食事に気を使ったり、言葉の違いで、ルールのトラブルを上手く話せなかったり、移動で疲れたりなど、様々な非日常の中でプレーするのですから、話を聞いて情報を得ても、現地に来ないとわからないと思います。
来年は、日本もオリンピックが終わって、ゴルフ界も含めて状況も変わっていくと思います。その先にはアジアを渡り歩いてゴルフのスキルを上げるような選手は、増えてくるでしょうから、今回のインドを皮切りに、今まで行かなかった国も経験して、対応力を身につけていきたいです。
アジアのレベルは思った以上に急速に上がってきています。裕福層の数も日本とは比べものにならないくらいに多いです。ジュニアゴルファーもどんどん増えています。毎年、数が激減している日本のジュニアゴルフ事情とは逆ですね。
アジアに来るともっと日本人に来てほしい!とたくさん声を掛けてもらえます。どこか肩身が狭く感じながら日本のゴルフ場に行くのとは違って子どもたちも楽しそうです。
アジアのライバルと競い合って育てる新しい時代を切り開いていきたいです!